特殊詐欺の7種類(手口)について説明します

特殊詐欺の7種類(手口)


「特殊詐欺」とは、面識のない不特定の者に対し、電話その他の通信手段を用いて、預貯金口座への振込みその他の方法により、現金等をだまし取る詐欺をいい、以下の7種類を総称し たものを言います。

(警察庁 HP より抜粋)

①オレオレ詐欺

オレオレ詐欺とは、息子や孫などになりすまし、会社でのトラブル、横領の補填 名目、借金返済名目などでお金を要求したり、警察官や弁護士等を名乗り、交通事 故の示談金名目などでお金を要求し、預貯金口座に振り込ませるなどして、だまし 取る詐欺です。

女性の犯人が「ワタシワタシ」と名乗るワタシワタシ詐欺も発生しています。

キーワードは、

「電話番号が変わった」

「キャッシュカードを預かる」

②架空請求詐欺

架空請求詐欺とは、有料サイトの利用料、延滞料、訴訟関係費用などと、架空の事実を 口実としてお金を請求する文書やメールを送付するなどして、お金を振り込ませたり、送 付させるなどして、だまし取る詐欺です。

キーワードは、

「総合情報サイト利用料金」

「延滞料が発生」

③融資保証金詐欺

融資保証金詐欺とは、ダイレクトメール、FAX、電話等を利用して融資を誘い、申し 込んできた者に対し、保証金等の名目で、お金を預貯金口座等に振り込ませるなどして、 だまし取る詐欺です。

キーワードは、

「借金の一本化」

「会社の運転資金」

「融資の前に保証金」

④還付金等詐欺

還付金等詐欺とは、自治体や税務署、年金事務所などの職員を名乗り、医療費や税金な どの還付手続があるかのように装ってATMまで誘導し、ATMの操作を指示して、犯人 の口座へお金を振り込ませ、だまし取る詐欺です。

キーワードは、

「医療費の還付」

「税金の還付」

「年金の未払い」

⑤金融商品等取引名目

金融商品等取引名目とは、架空であるか、ほとんど価値のない「外国通貨」や「有価証 券」などのパンフレットを送りつけるなどして、これを購入すれば利益が得られるものと 信じ込ませ、申込者に対して登録料や購入料名目でお金を振り込ませるなどして、だまし 取る詐欺です。

キーワードは、

「将来、必ず価値が上がる」

「限られた人しか買えない」

⑥ギャンブル必勝情報提供名目

ギャンブル必勝情報提供名目とは、「パチンコ・パチスロ必勝法」や数字選択式宝くじ(ロ ト6など)の「当せん番号を教える」などと持ちかけ、登録料や情報提供料などの名目でお 金を預貯金口座に振り込ませるなどして、だまし取る詐欺です。

キーワードは、

「必勝法がある」

「当せん番号を教える」

⑦異性との交際あっせん名目

異性との交際あっせん名目とは、「女性紹介」や「高額バイト」などと異性との交際を 持ちかけ、一度だけ異性と会わせたり、異性に関する虚偽の情報を提供するなどした上で、 会員登録料や保証金などの名目でお金を振り込ませるなどして、だまし取る詐欺です。

キーワードは、

「必ず交際できる」

「デートすればお金がもらえる」