HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)とは
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HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)とは
HbA1cは、主に糖尿病の診断や治療のコントロール状態を把握するために使われる血液検査の重要な指標です。
正式名称は「ヘモグロビンA1c」と読みます。
1. HbA1cが示すもの
HbA1cは、血液中の赤血球に含まれるタンパク質であるヘモグロビンが、血液中のブドウ糖(血糖)と結合した割合を示す値です(%で表されます)。
* 過去1〜2ヶ月間の平均的な血糖の状態を反映します。
* 血糖値のように食事や運動などの直前の影響を受けにくいため、日頃からの血糖コントロールの状態を知ることができます。
* 血糖値が高い状態が長く続くと、ヘモグロビンとブドウ糖の結合が進むため、HbA1cの値が高くなります。
2. 検査値の目安(日本糖尿病学会の基準)
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* 糖尿病の診断は、HbA1cが6.5%以上であることに加え、血糖値(空腹時血糖など)の結果を組み合わせて総合的に判断されます。
* すでに糖尿病と診断された方の治療目標は、合併症予防のために7.0%未満とされることが多いですが、個人の年齢や合併症の状況によって目標値は異なります。
3. HbA1cが高いとどうなるか
HbA1cが高い状態(つまり、慢性的に血糖値が高い状態)を放置すると、血管が徐々に傷つき、糖尿病の合併症を引き起こすリスクが高まります。
特に重篤な合併症として、以下の3大合併症が知られています。
* 糖尿病性網膜症(失明の原因となる)
* 糖尿病性腎症(透析が必要となる原因となる)
* 糖尿病性神経障害(手足のしびれや感覚の麻痺)
健康診断などで高い数値を指摘された場合は、医療機関を受診し、適切な検査と指導を受けることが重要です。

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