道路交通法が一気に変わる

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道路交通法が一気に変わる:資料


道路交通法が一気に変わる:記事

1.生活道路の法定速度引き下げ(2026年9月施行)

対象:地域の日常生活に利用されるような、中央線や車両通行帯が設けられていない道路(速度標識がない場合に適用)。
高速道路、自動車専用道路、中央線や車両通行帯がある一般道路は対象外で、法定速度は引き続き60km/h。
速度標識がある道は、標識の制限速度が優先されます。
変更点:法定速度が現在の60km/hから30km/hに引き下げられます。
罰則:この変更を知らずに60km/hで走行していた場合、30km/hの速度超過となり、一発で免許停止となる可能性があります。

###2.50cc原付バイクの廃止と新原付の導入

50cc原付バイク:新車の生産が終了し、日本から姿を消します。
理由:2024年11月からの排気ガス規制強化に対応が難しいため。
すでに所有している中古車は、壊れるまで乗り続けられます。
新原付(原付免許で乗れる125ccバイク):従来の原付免許で、排気量125ccまでのバイクに乗れるようになります。
ただし、最高出力を4.5KW以下に制限した車両に限られます。
最高速度はこれまでと同じ30km/hです。

###3.自転車追い抜き時の徐行義務化(2026年4月施行)

ルール:自動車等は、同一方向に進行している自転車の右側を追い抜く際、自転車との間に十分な間隔がない場合は、その間隔に応じた安全な速度で走行しなければなりません。
実質:自転車の横を通り過ぎる際は、徐行しなければ違法となることが法律に明記されます。

###4.自転車・電動キックボードに青切符導入(2026年4月施行)

概要:自動車やオートバイと同じように反則金(青切符)制度が導入されます。
これにより、反則金を納付すれば刑事罰(刑事手続き)を免除されるようになり、警察官による取り締まりが強化されます。
対象は16歳以上です。
違反行為:全113項目が違反行為として認定されます。

####💸青切符(反則金)の具体例(一部)

>注記:自転車は「軽車両」であり、一方通行の道で逆走した場合や、駐車禁止エリアに駐輪した場合なども違反となり、反則金が課せられます。

これらの法改正は、交通安全の確保、特に歩行者や自転車の安全対策を目的としています。