マイクロプラスチックの人体への影響
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マイクロプラスチックの人体への影響
マイクロプラスチック(および超微細なナノプラスチック)は、単なる「ゴミ」として排出されるだけでなく、体内の深い場所に到達し、以下のような悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。
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マイクロプラスチックとは
直径5mm以下の非常に小さなプラスチック片。多くは肉眼で確認できないほど微小です。さらに1μm(0.001mm)より小さいものはナノプラスチックと呼ばれます。
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1. 脳への蓄積と神経系への影響
- 血液脳関門の突破: 脳を守る強力なバリアをすり抜け、脳組織内に蓄積することが確認されています。
- 認知症との関連: 認知症患者の脳には、そうでない人に比べて最大10倍のマイクロプラスチックが蓄積していたという報告があります。
- 蓄積量の増加: 過去8年で脳内の蓄積量は約1.5倍に増えており、成人の脳には「大さじ1杯分」に相当するプラスチックが含まれている可能性も示唆されています。
2. 心血管系・血液へのリスク
- 血管プラークの形成: 頸動脈などの血管壁にプラスチックが付着し、血管を詰まらせる原因(プラーク)の一部になることがあります。
- 重大な疾患のリスク増加: 体内にプラスチックが検出された人は、検出されない人に比べて心筋梗塞や脳卒中のリスクが数倍高まるという臨床データがあります。
3. 腸内環境と消化器系へのダメージ
- 腸内細菌叢の変化: 有益な善玉菌を減少させ、腸内環境のバランス(多様性)を損なわせることがヒトサンプル研究で判明しました。
- 慢性的な炎症: 腸壁を刺激し、リーキーガット症候群(腸漏れ)や炎症性腸疾患を引き起こす要因の一つと考えられています。
4. 生殖機能および次世代への影響
- 胎盤と母乳からの検出: 母親から胎児へ送られる胎盤や、新生児が飲む母乳からもプラスチック粒子が検出されています。
- 生殖能力の低下: 精巣や卵巣への蓄積が確認されており、不妊や生殖機能の低下に関与している可能性が懸念されています。
5. 呼吸器への影響
- 吸入による肺への蓄積: 食事だけでなく、空気中の微細なプラスチック(衣服の繊維など)を吸い込むことで、肺の奥深くに留まり、慢性的な呼吸器疾患を引き起こすリスクがあります。
【総括】
これらの影響は、「熱(温度)」によってプラスチックがナノサイズまで細分化されることで、より深刻化すると考えられています。粒子が小さくなればなるほど、血管や臓器のバリアを容易にすり抜け、細胞レベルでのダメージ(酸化ストレスや炎症)を引き起こすためです。


















