クラウドへのアクセスについて誤解を解きます
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クラウド
インターネット上のデータやファイルの保管場所
ここでは例としてGoogle社のGmailやGoogleカレンダーの場合で考えてみます
この場合のクラウドは世界の何処かにあるGoogleのデータセンターとします
仮に米国の何処かにあるとして考えます
誤解
クラウドへのアクセスはWi-Fiやモバイル通信を利用して直接アクセスしていると考えている人がいるかも知れません
それは誤解です
無線が届く範囲は限界があります
電波が届く範囲
無線の電波が届く範囲は、アクセスポイント(親機)と子機間で、一般的に屋外では500m程度、屋内では100m程度と言われます
したがって、当然海外まで直接は届きません
日本のA点から米国B点そしてGoogleデータセンターへ
例えば日本から米国へは海底ケーブルを経由してA点からB点を経由します
その後様々な中継を経由してGoogleデータセンター内の自分のデータエリアにアクセスしています
決して電波ではありません
国内でA点まで
ルートは二通りです
①自宅から
インターネット契約していればLANケーブルを通じてPCなどがインターネットに繋がります
ルーターなどの無線機器があればWi-Fiを通じてインターネットに繋がります
そして様々な中継地を経由してA点まで行きます
A点まで行くとあとは上述のルートでクラウドにアクセスします
②モバイル通信から
こちらは基地局経由を経由し様々な中継地を経由してA点まで行きます
まとめ
無線で直接クラウドへアクセスしているような錯覚がありますが実際の経路は上で述べたような経路になります
クラウドの利用時はすべてこのような経路でアクセスすることになります
最後に世界の海底ケーブルの分布図を貼付します