ヨドバシカメラ梅田店の格安SIMコーナーにおけるスマホ本体割引額がなぜ最大18,700円なのか?

大手家電店のキャンペーン

スマホ本体と格安SIMの動向を調査する目的で、毎週末に大手家電店の格安SIMコーナーをウォッチングしています

行くのは主にヨドバシカメラ梅田店ですが、時々ビックカメラ難波店とエディオンなんば本店に行きます

各社のお得なキャンペーンは形を変えて変化していることがポスターからわかります

経験上、例年3月が商戦月で割引額が一番大きいように思います

ここに来て各社がスマホ本体の大幅な割引を仕掛けてきています

よく見ると最大割引額が18,700円となっています

なぜ、18,700円なのでしょうか?

その理由について販売スタッフの方から話を伺ったので解説します

 

本体割引キャンペーンポスター

総務省の規制

この割引に関して規制があります

総務省の改正電気通信事業法に基づく新たな省令

  • 定期(2年)契約の解除料は上限1000円
  • 端末代金の値引きは最大2万円まで

これにより、昨年の10月以降、契約解除料は1,000円もしくは0円になっています

ここで「端末代金の値引きは最大2万円まで」について考察してみます

 

端末最大割引額が18,700円になる構造式

結論から言いますと構造式は次のように考えているようです

端末最大割引額=本体割引額+事務手数料等の初期費用割引額

初期費用も加えて端末最大割引額ととなっています

事務手数料等の初期費用は3,000円ですが0円(表示上は1円)に割り引いているところが多いので

結局、端末最大割引額=20,000円ー3,000円=17,000円となります

これを税込で表すとで17,000円✕1.1=18,700円となります

この話を伺ってスッキリしました

初期費用が0円(0円はまずいということで1円表示)にしているSIM会社は、実質2万円(税抜)の割引をしてくれているのだと言うことになります

 

この構造式から考えれば、初期費用3,000円を割り引かなければ

端末最大割引額=20,000円になりますので

初期費用が3,000円であれば、「端末代金20,000円引き」というポスターがあってもおかしくないことになります